命に関わる病気の可能性を除外
胸や背中が痛み出すと、何か重篤な病気ではないかと心配される方も多いです。まずは診療によって、それら命に関わる病気の可能性を除外する事が大切です。
胸部には重要な臓器が多数あります。胸部における主な重篤な病気は、心筋梗塞、狭心症、大動脈解離、気胸、肺炎・胸膜炎などが挙げられます。
命の危険に直結しない主な病気は以下となります。
- 筋肉・骨・軟骨の痛み
- 帯状疱疹
- 逆流性食道炎
- 肋間神経痛
- ストレス性(心因性)
この中で、筋肉・骨・軟骨の痛みが最も多い原因です。
診断
診断では、胸部エックス線検査、心電図検査、血液検査(心筋梗塞の診断に有効)などを行い、病気の原因を特定していきます。CT検査が必要な場合は連携する医療機関をご紹介します。検査の結果、重篤な病気でないと分かると、安心される患者さんも非常に多いです。
また、症状に合わせて痛み止めなどの治療も併用します。検査の結果、当院での判断が難しい場合は、連携する医療機関へご紹介いたします。
早期発見のため症状があれば
すぐに受診を
病気の予防や完治において最も大切なことは早期発見です。ぜひお早めに受診していただき、早期発見・早期治療に繋げましょう。